谷原秀人は後半の8番(パー4)で残り63ヤードの3打目をカップに放り込んだ。2打目で風を読み間違えたが、高い技術でカバー。2つ目のバーディーを奪ってスコアをイーブンパーに戻し「ラッキーだった」とほっとした笑顔を見せた。

 昨年は日本ツアーで賞金王を争い、世界ランキングも上昇。これを足掛かりに今年は海外の大会に積極的に挑んでいる。最近はティーショットが安定し、長いコースではこれが大きな武器となる。イーブンパーの45位で発進した38歳のベテランは「追い上げはできる」と自信をのぞかせた。