5打差19位から出た小鯛竜也(27)が8バーディー、1ボギーの65の猛チャージで通算16アンダーとして6位、ツアーでは初のトップ10入りを果たした。

 第1日66で5位、第2日69で5位も、第3日は72どまりで「昨日は悔しかったから、今日は攻めるゴルフをしようと。しっかりバーディーを狙って、前半からビッグスコアを狙って」序盤から仕掛けた。前日まではマネジメント重視でパー5の第2打を刻むこともあった。それがこの日は「ピンポジションも(2オンを)誘うようなところに切ってあった」と、4個のパー5はすべて2オン狙いだった。

 今季からツアーに本格参戦。前半戦を終え「ツアーでの試合のこなし方、練習ラウンドや体の休め方など、自分の中でルーティン化ができてきた」と慣れてきたという。この日の好スコアと順位は「いい手応えで回れた。自信になる。後半戦では優勝争いできるように」。さわやかな笑顔の持ち主で、活躍が続けば一気に人気に火が付きそうだ。