同組のポーラ・クリーマー(31=米国)が左手首痛で涙の途中棄権になると、抱き合って別れを惜しんだ。 

 棄権したクリーマーは涙が止まらなかった。テーピングした左手首は赤黒く腫れ、プレー続行は不可能だった。それでも引退する宮里から同組に指名されていたため、5オーバーとスコアを乱しながらも13ホール目までプレーした。「アイは私のベストフレンド。もう一緒に回ることはできないから、どうしても最後まで一緒にやりたかった」。そう言うと、再び涙が頬を伝った。