大堀裕次郎(25=フリー)が6バーディー、ノーボギーの65で回り、通算17アンダーの196で首位と2打差の2位につけた。

 前半は2バーディーにとどまったのに対し「いいパーパットが何回か入ってくれた」。2メートルをねじ込んだ3番から4ホール連続で1パットパーを拾って踏みとどまり、後半につなげた。

 グリーン上は合計でも前日の23パットに続く22パット。「芥屋(8月のRIZAP・KBCオーガスタ)くらいからいい感じで打てている。替えたのはマーカーくらいです」と笑うように、今週から使っているプロ野球阪神のロゴが入った限定ボールマーカーがラッキーアイテムにもなっているという。兵庫・西宮出身で今季も何度か甲子園に足を運んでいる虎党だ。

 8月のRIZAP・KBCオーガスタに続く自身2度目の最終日最終組。本人は「プレッシャーには…弱いです。強かったら、とっくに優勝できていると思います」と苦笑するが、初めてツアーで同組となった宮里優作(37)は「ショートゲームがうまい印象。裕次郎はいつ勝ってもおかしくない」と評する。

 悲願の初優勝へ「しっかり強い気持ちを持って頑張りたい」と自らを奮い立たせていた。