6月の全米オープン覇者で世界ランク10位ブルックス・ケプカ(27=米国)は7バーディー、1ボギーの65で回り、6アンダーで李尚熹(25=韓国)と並ぶ首位発進。大会連覇へ最高のスタートを切った。

 持ち前の飛距離だけでなくパットもさえた。「調子が非常にいい。グリーンに乗ればタッチもラインもぴったり合う感じでできている」。2週間の休養をはさみ、開幕2日目の14日に久々にクラブを握ったという。「自分でも(状態が)分からない感じでスタートしたが、非常にいいプレーができたので自信を持っている」と余力を感じさせる。

 世界ランク4位の松山英樹(25)も2打差4位と好発進。仮に米ツアーの選手たちが同じコンディションでプレーした場合、どのようなリーダーボードになってくるのか。「たとえ首位にいなかったとしても、(6アンダーは)間違いなくトップ5を外さないレベル」とした上で「ジョーダン・スピースがプレーしてパットが入れば、7アンダーはいくだろう」と予想した。

 「このコースはトリッキー。グリーンに乗せる場所を間違えれば、下りの速いパットが残って攻められなくなってしまう」。連覇へのポイントを挙げた。