日本ゴルフトーナメント振興協会(GTPA)のルーキー・オブ・ザ・イヤー表彰式が21日、都内のホテルで行われた。

 日本ゴルフツアー選手会長として賞金王の宮里優作(37=フリー)も出席。前週行われたアジアツアー最終戦のインドネシア・マスターズで4位となり、今季を締めくくった。52位に浮上した世界ランク(WR)も次週には50位に上がる見込みで、年末時点のWR50位以内の資格による来年4月のマスターズ初出場が濃厚となっている。「こればっかりは招待状が届かないと喜べない」と話すが、インドネシアではアジアツアーのスタッフからも「おめでとう」と祝福されるなど“当確”ムードが漂っていたという。

 吉報が届くであろう年末年始は地元沖縄で過ごす予定。「家族で祝えればいいですけどね。親父(優さん)との約束でもあったし、何とかそれをかなえようと頑張っていたし、僕も小さい頃からマスターズに出たかったし…首を長くして待ちますよ」と笑う。

 次なる戦いも見据えている。年明けは11日開幕の米ツアー、ソニー・オープン(ハワイ)を皮切りにシンガポール、ミャンマー、マレーシア、オーストラリアを転戦。もともとはマスターズ開幕前週の世界ランク50位入りを目指して組んだ過酷な5連戦だったが、予定は変えない。来季から欧州ツアーにもメンバー登録して戦うため、特に欧州ツアーも兼ねるマレーシアとオーストラリアの2試合はポイントを稼ぐ大事な機会でもある。

 キャリア最高の17年シーズンを終え、18年は海外での飛躍も期している。