男子ゴルフの小平智(28=Admiral)が13日(日本時間14日)、米ツアーのアーノルド・パーマー招待(15日開幕、フロリダ州オーランド、ベイヒル・クラブ)に向けて練習ラウンドを行った。

 世界ランク50位以内の資格で初出場となる。3月初旬のメキシコ選手権に出場した後、日本へ1度帰国して再渡米。前日に9ホール、この日は18ホールを回った。「アウトは今日初めて回りましたけど、すごく難しい。池に入れるとダボ(ダブルボギー)になってしまうので、いかに池に入れないか」と警戒を強めつつ「調子はホントに良くなってきた。期待できます」と手応えもにじませた。

 タイガー・ウッズ(米国)も出る大会に出場するのは、13年ブリヂストン・オープン招待に参戦した時以来。「タイガーを見て育ってきているので『うわ!』と。どんな芸能人の方を見るよりも、一番の憧れの人。さっきロッカーで会いました。オーラが出すぎて…。一緒に回ってみたい。すっごい緊張すると思うけど」と目を輝かせる。

 現在44位の世界ランクで50位以内をキープできれば、マスターズ初出場が決まる。夢のオーガスタ切符につながる3月末時点の50位以内という数字には、マスターズ翌週のRBCヘリテージ(サウスカロライナ州)の出場権もついてくる。「出られるなら(同週開催の日本ツアーではなく)米ツアーですね」。まだ、帰国便は手配していないという。4月上旬まで滞在を延長できるか、次戦のデル・マッチプレー(テキサス州)を含めて大事な2週間となる。