幡野夏生(20=フリー)が、国内プロツアー初出場でホールインワンを達成し、賞金800万円獲得の権利を得た。

 賞金がかかっていた17番パー3、172ヤードを5番アイアンで決めた。「やっちゃいましたね。どうしよう。少しねらいは左だったんですけど、右に風に乗りながらいって。ギャラリーさんが『入れ、入れ、入った』って。最初は壮大なドッキリかと思いました」と笑顔で話した。

 15年9月に日本人初の韓国ツアープロ選手となった変わり種。祖父の和男さんはプロ野球阪神の元選手で、この日はゴルフを勧めてくれた父和志さんの50歳の誕生日。その家族の約10人が見守る前で、偉業を達成した。「いびきがうるさいので、お祝いに酸素を送る機械を買ってあげます」と賞金の使い道を明かした。

 また、賞金は3日間を通じてかけられており、ホールインワン達成者が増えれば、賞金は達成者で分けることになる。幡野は「キャディーさんに、80万円あげると約束しちゃったし、増えないほうがいいな」と話した。