六車日那乃(千葉・麗沢高1年)が難コースの上に強風が吹く中で、5バーディー、2ボギーの3アンダー69の快進撃をみせた。

 「今日はたまたまが多くて」と、自分でもびっくりの好スコア。インスタートでいきなり10、11番連続ボギーだったが、12番で2・5メートル、18番で7メートルを入れ、イーブンパーで折り返した。

 風が強くなってきた後半は2番で残り166ヤードをユーティリティーで1メートルにつけ、5番では奥に外して「寄せようと思ったのが強くいってしまった」というアプローチがピンにあたって直接入るチップイン。最終9番では120ヤードを9番アイアンで3メートルにつけて、アウトを3バーディー、ボギーなしで回った。

 「もう奇跡みたいなスコアでした。チップインとかベタピンがなければ75は行っていた。いい方、いい方に展開したと思います」と振り返った。関東第3予選の時はパッティングに悩んでいたが「頭の位置と左のグリップを変えたら違和感なく打てるようになった」と、東日本決勝大会に合わせられた。「最終日は高望みしないで、バーディーを取ろうと必死にならないようにやりたい」と、冷静なプレーを心掛ける。