上井邦裕(35=三好CC)が3バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの71で回り、通算7アンダーの273で4位となり、ツアー初優勝には届かなかった。
単独首位から出た秋吉翔太(27)が序盤の連続ダブルボギーで後退。同じ最終組で回る09年全米プロ覇者のY・E・ヤン(46=韓国)が先行する中、10番のバーディーでリーダーボードの最上段に名前を載せた。
明暗を分けたのは17番パー3。先に打ったヤンがバンカーに入れた後のティーショットで8番と迷った末に9番アイアンを握ったが「あまり(フォローの)風がなかったのと、振り抜ききれなかった」と、ボールは左手前のバンカー脇に止まった。
「非常に難しいライでした。あそこに打った自分が悪い」
芝のないベアグラウンドのようになっており「あまりにも下が硬くて、クラブが入らなかった」。クッションに使おうとした土手にはね返されて目の前のバンカーに転がり落ち、3オン2パットのダブルボギーをたたいた。
「悔しかったですけど、仕方ないですね」と言った後で「悔しいですね」とポツリ。2カ月前のトレーニング中に転倒して左腕を骨折した。不安の残っていた患部の状態が良くなってきた手応えは感じている。
「今年はこういうチャンスが来ると思って、オフを過ごしていた。思ったより早めにチャンスが来た。自分としては“ゆとり”があって、変に気持ちが入りすぎることもなくラウンドできた。また来ると思うので、練習を頑張ります」
感情を押し殺して前を向いた。【亀山泰宏】

