横山翔伍(宮崎・姫城中2年)が、このカテゴリーの日本勢として4年ぶりのトップ5入りを果たした。

 「もうちょっと行けたかなと思うけど、少しは満足しています」と通算3アンダーの5位タイにちょっと複雑な心境。前半をイーブンパーで折り返し、11番で2メートルを入れて流れをつかみかけた。しかし、競技委員が前の組と離れていないにもかかわらず、プレーの進行を監視し始めたことで「気持ちが焦ってしまって」と、12番から3連続ボギーにしたのが惜しまれる。

 16番で6メートルを入れて5位に浮上。来年のシード権は発表されていないが、前年実績では6位タイなので獲得する可能性は高い。「初めての出場で慣れないことがあって慌て過ぎました。来年はパターを鍛えるだけです」と意欲を見せる。

 2014年に杉原大河が優勝して以来、この年齢層の世界の壁に当たっていた日本勢としては、8位に食い込んだ吉沢己咲(みさき、群馬・藤岡北中2年)とともに、明るい材料になった。