松山英樹(26=LEXUS)が猛チャージで今季最高順位となる4位でフィニッシュした。

通算6アンダーの25位で出て、8バーディー、2ボギーの65の好スコア。通算12アンダー272で、今年1月のセントリー・チャンピオンズ以来となる4位に入った。

「なんかスコアが出ていましたね」と振り返る松山はティーショットが乱れながらも、アイアンショットが好調で、次々にピンへと絡んだ。3番パー3では、5番アイアンで1・5メートルにつけてバーディーを奪うと、7番まで5連続バーディー。9番でも6メートルのパットを沈めてバーディーを奪取すると、首位と1打差の2位で後半へ。「前半もフェアウエーはほとんど行っていないですけど、その中で伸ばせたのはすごく大きかった」と、10番でも6メートルのバーディーパットをねじ込み、上位陣が前半ながらも一時は首位に浮上した。

しかし11番、12番の連続ボギーで後退し「4日間もバックナインでうまくプレーできなかった。でも、それも今の課題だと思う」と現状を冷静に受け止めた。この4位フィニッシュでポイントランキングも28位に浮上した。70位までが進出できるプレーオフ第3戦のBMW選手権(ペンシルベニア州アロニミンクGC)への切符を手にした。これで30位以内が条件となる同最終戦、ツアー選手権(ジョージア州イーストレイクGC)への5年連続出場の可能性も出てきた。松山は「これでちょっと最終戦にいける可能性も少し出てきたので、来週、頑張りたいと思います」と気を引き締めていた。