25位で出た松山英樹(26=LEXUS)はボギーなし、4バーディーで66と伸ばし通算2アンダーの138で首位と5打差の10位に浮上した。ショットの感触には不満足ながらも、この日、ボギーなしのラウンドは松山のみ。「内容的には5オーバーくらい打っていてもおかしくない雰囲気はあったけど、はい。良いラウンドだったと思います」と納得した表情もみせた。

出だしの1番はティーショットでフェアウエーをキープ。残り175ヤードを7番アイアンで2・5メートルにつけてバーディー発進した。6番パー5も2メートルを沈めて2つめのバーディー。9番パー3は奥からの難しいアプローチを2メートルに寄せてパーセーブするなど勢いを失わなかった。

後半も14番の距離の長いパー4で残り220ヤードを5番アイアンで2メートルにつけてバーディー。終盤もティーショットが乱れながらも最終18番で右ラフからフェアウエーにレイアップ。第3打を1メートル強につけてバーディー締め。「昨日は行ってはいけないところに行っていたけれど、今日はそういうところがなかったので、そういうところではすごくマネジメントができたんじゃないかなと思います」と振り返った。

シーズン最終戦も残り2日間。良い順位で迎える決勝ラウンドに向け「タフなコンディションだと思うけど、きょうみたいに粘り強くできたらいいなと思います」と口にした。