91年ぶりとなるアマチュアによる大会制覇の期待がかかった桂川有人(日大2年)は、通算1アンダーの29位に後退した。

1つスコアを落として折り返した後半だった。10番でバンカーに入れてボギーとすると、続く11番で大たたき。予選では4番ウッドを使用していた第1打は「攻めよう」とドライバーを選択すると右のウオーターハザードへ打ち込んだ。リズムが狂い出し、第2打は左の林へ飛んでアンプレアブルを宣言。続く第4打はグリーン奥のラフ、第5打はグリーンに乗せたものの、第6打はオーバーするなど、8打もたたいた。

78で回った第3日を振り返り「11番のティーショットが本当に今日一番ダメだったと思います。ドライバーのイメージが出ないまま打ってしまった」と反省しながらも「その後は切り替えられたと思います」とも口にした。第2日に単独首位に立ち、友人らに多くの応援メッセージを受けとっていたという。大勢のギャラリーからも声援をもらい「うれしかったし、楽しかったです」と笑顔もこぼしながら「ローアマを目指して、また明日切り替えて頑張っていきたい」と前を向いていた。