男子ゴルフ松山英樹による監修で、今週8日から開幕する三井住友VISA太平洋マスターズの会場、太平洋C御殿場Cがメジャークラスの難セッティングになった。5日、都内で御殿場C改修に伴う会見が開かれ、改修を手がけたリース・ジョーンズ氏、太平洋Cの韓俊社長が出席した。松山の意見を採用し、大会ではパー5の6番、11番がパー4に変更され、パー70のコースとなった。

メジャーが開催された20以上の改修を手がけてきたジョーンズ氏は「松山プロが望まれたのは難易度の高い大会コース。パー70でプレーできる改修をすれば良くなるというは彼のアドバイスだった」と説明した。松山も「御殿場Cは標高が高いので普通のコースよりも3~5%ほど飛距離が出やすいと思います。そうした時にパー5のコースをパー4にセッティングすることで今までよりもプレッシャーがかかりスコアにも影響すると思います」と解説コメントを寄せた。風向きなどを計算し、距離やバンカーの位置などを主に8ホールで松山の提案が大きく反映されているという。

コース総距離は81ヤードほどの伸長となった。グリーンの全面改修は1つのみではあるものの、15番パー4では1オンチャレンジも可能なように改修。バンカーの再造成、新設なども積極的に行ったジョーンズ氏は「1つとして同じバンカーはない。戦略性が変わった。難易度を上げるシチュエーションを作りました」と満足げな表情を浮かべた。