19年の日本女子ゴルフツアーが、今季から1試合増の合計39試合で行われる見込みとなった。

サイバーエージェント・レディースが今季限りとなる4月最終週には、下部ステップアップツアーからパナソニック・レディースがレギュラーに昇格。開催コースとして千葉・浜野GCなどが候補に挙がる。唯一の空き週だった6月最終週は資生堂が冠スポンサーを務める新規大会を予定。3月初めから11月末まで、オープンウイークのないシーズンとなる。

今季まで賞金総額は6年連続で最高額を更新。活況を呈する女子ツアーだが、19年に関しては前年秋口に締め切られるのが通例の開催申し込みを2カ月延期している。

昨年、これまでトーナメント主催者が保有してきた放映権について、日本女子プロゴルフ協会(LPGA)が19年からはLPGAに帰属するとの通知を出したことが背景にある。

プロの年金などを充実させるための財政基盤強化を求めてのことだというが、国内女子ツアーは中継局がスポンサーとなって試合を増やしてきた経緯がある。LPGAサイドから事前の“根回し”もなく、主催大会を抱えるテレビ局をはじめ反発は大きかった。

 LPGAへの放映権帰属は、当初の計画より2年後ろ倒しとなる21年からを目指しているもよう。認められればツアーのネット配信が可能となり、動画配信サービス「Amazon Prime Video」の名前が挙がっている。