黄金世代でツアー本格参戦1年目の渋野日向子(20=RSK山陽放送)が、86人抜きの20位に入った。

19日の第1ラウンド(R)で1バーディー、8ボギー、1ダブルボギーの81と大たたき。出場108人中、まさかの最下位(106位)発進で「正直、もう予選通過は諦めていました」と本音をポロリ。

だが、そこから挽回した。20日の第2Rは1イーグル、6バーディー、2ボギーの66を出して通算3オーバーまで挽回。56人抜きの50位で、ギリギリながら滑り込みで予選を突破。

21日の最終日も、15ホール終了時までスコアを6つ伸ばし、一時はトップ10を伺う位置まで急浮上した。

残り3ホールで2つのボギーをたたき失速。20位で終えたが、渋野は「(第1日から)10打も挽回しました。(最終Rの)ボギーは、木に当ててしまって、もったいなかったな~。もうちょっと、いけましたね」と笑顔で振り返った。

今季獲得賞金を約447万円まで伸ばし、リランキングによる後半戦の出場権獲得も確実にした。