国内女子ゴルフで17年賞金女王の鈴木愛(25=セールスフォース)は、米メジャーのエビアン選手権(7月25日開幕、フランス)への初出場が内定したことが11日、分かった。

世界ランク28位の資格でこの日、出場登録の招待状が届いた。14歳の時に同大会のジュニアの部に出場。会場で、前年の賞金女王上田桃子と対面したことで、本格的にプロを目指すきっかけになった思い入れのある大会だ。

この日は、13日開幕の宮里藍サントリー・レディースに向け、兵庫・六甲国際GCで調整。鈴木は「エビアンはどうしても出たかった大会。子供の頃に行って以来、11年ぶりに行ける。楽しみ」と目を輝かせた。

今年はエビアン選手権の翌週に、全英女子オープン(8月1日開幕)がある。2週連続で米メジャーへの出場権を得るためにも「世界ランクを上げることと、賞金ランク(現在10位)も1位を取らないと。連続して出たい。全英に向けて、直近3試合でひとつは勝ちたい」と目標を定めた。

2週前の全米女子オープンは22位。サントリー・レディースが国内復帰戦になる。帰国後は「5日間、1歩も家から出ていない。体調はバッチリ」と万全の状態で臨む。【益子浩一】