<青木功のグリーントーク>

松山英樹は5番のパーパットは、米国西海岸特有のポアナ芝にやられたな。

百戦錬磨とは言っても、気を使わないで打ったり、一瞬の緩みで、短いパットを外したりするものだ。ポアナ芝は、私たちの昔の言葉で「スズメの帷子(かたびら)」と言ったものだ。熱さにも寒さにも強いから、このあたりでは使われるけど、芝目が変わったり、攻略するのが難しいんだ。

松山以外の日本の選手たちは予選落ちしたね。海外の試合はタフだけど、球を飛ばそうとして体力をつけている連中が最近は多いね。ゴルフはパッティングとアプローチ。体が小さくても、勝負できる。何か向いている方向が違うと思うね。体力をつけるのもいいけど、パターやアプローチをしっかり練習してほしい。予選落ちした3人とも、ダメだったという悔しさをもって、もっともっと練習してほしいね。(プロゴルファー、テレビ朝日解説者)