AIG全英女子オープン覇者の渋野日向子(20=RSK山陽放送)が、奇跡の大逆転優勝を果たした。20位から出て8バーディー、ノーボギーの64で通算13アンダー、203で8打差をひっくり返した。8打差逆転Vは88年の日本女子ツアー制度施行後、2番目に並ぶ記録。国内ツアー3勝目で史上2番目の速さで獲得賞金1億円に到達した。ルーキーイヤーでの達成は宮里藍以来、2人目の快挙。偉大な先輩に肩を並べ、賞金女王へ突き進む。

▼渋野が達成した記録 24試合目での生涯獲得賞金1億円到達は、畑岡奈紗(17試合)に次ぐ、史上2番目のスピード記録で宮里藍の27試合を抜いた。また、20歳311日での達成は、19歳141日で達成した宮里藍に次ぐ年少記録。過去のツアー史上最大差の逆転優勝は、02年の広済堂レディースカップでの藤野オリエの11打差で、8打差の逆転劇はそれに次ぐ2番目の差。最終日の「64」はレギュラーツアーでの自己ベスト(プライベートでは63)。