男子ゴルフの米ツアー日本初開催大会となるZOZOチャンピオンシップ(24~27日)に出場する松山英樹(27=LEXUS)が、地の利を生かして戦う。22日、会場の千葉・アコーディア習志野CCで行われた記者会見に出席。この日の練習日は土砂降りの雨にもかかわらず、約1万人のギャラリーが詰めかけ、力をもらった。「自分の国でやるということが、すごくうれしい。勝ちたい気持ちが強いので今週、頑張りたい」と強い思いを口にした。

前週のCJカップ(韓国)では3位に入ったとはいえ、今大会に向けて「不安しかない」と話していた。状況は「変わってはいない」と前置きするものの、「ファンの応援の力で変わることもある。それに期待したいなと思う。先週、最終日は良いプレーが出来た。その流れで準備して、木曜日にしっかり合わせたい」と、感謝の気持ちを結果で示すつもりだ。

コース攻略へも、頭を張り巡らせる。同コースは今大会のために改修され、4番パー4では2つのグリーンを採用するなど、7041ヤードと距離はそれほどないが難コースに仕上がっている。この日はラウンドしなかったが「7000ヤード以上に長く感じる。ロングショットがすごく大事」と気持ちを引き締める。

予選ラウンドはスピース(米国)、スコット(オーストラリア)と同組でスタート。「3人でしっかりプレーしたい」。ラグビーのW杯では日本代表がファンの後押しを受け、史上初の8強へ進出した。今度はゴルフの番、松山が日本の誇りをみせる。【松末守司】