【台北(台湾)29日=松末守司】女子ゴルフでAIG全英女子オープンを制して以来となる米ツアー「スウィンギングスカート台湾選手権」(台湾・ミラマーGC)に参戦する渋野日向子(20=RSK山陽放送)が、大会の「顔」として主役を張る。

初めて会場入りしたこの日の午前中は、メジャー覇者や前年覇者とともに会見に臨み、海外メディアに囲まれた。さらに大会の看板、パンフレットの表紙にも写真が掲載されるなど、海外に来ても注目度の高さは変わらない。「最初にインパクトを与えてしまったので…。注目されるのも、他の国の人にインタビューされるのも、すごくうれしい」と笑みを浮かべた。

前日の28日に台湾に到着した。その足で映画「千と千尋の神隠し」の舞台のモデルにもなった九■(きゅうふん)を訪れた。さらにタピオカに舌鼓を打つなど、初めて訪れた台湾を満喫している。「外で観光とか久しぶり。試合も頑張るけど、自由にしようと思います」。海外でリラックスしながらパワーを充電する。

午後の練習ラウンドでは、インコースの9ホールを回った。組み合わせも発表され、全米女子プロ選手権覇者のハンナ・グリーン(オーストラリア)李晶恩(韓国)と回る。「ラフがもじゃもじゃ。それがめんどくさい。出るからにはトップ10に。予選落ちがないので攻めていきたい」としぶこ節も健在。台湾でもスマイル全開で勝負する。

※■はにんべんに分