新型コロナウイルスの感染拡大により、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は28日、国内ツアー開幕戦ダイキン・オーキッド・レディース(3月5~8日、沖縄・琉球GC)の中止を発表した。

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ダイキン・オーキッド・レディースの中止を受け、第2戦明治安田生命レディースも中止となる可能性が出てきた。明治安田生命は、3月15日まで全94試合で延期を決めたJリーグとタイトルパートナー契約を結んでおり、大会期間(3月13~15日)がJリーグの延期対象期間と重なる。またツアー制施行の88年から沖縄で開幕戦を行うダイキン工業の決定を重んじる可能性は高い。さらに、第3戦以降も、感染が終息傾向に向かわない限り「無観客開催」「中止」の決断を迫られることもありそうだ。

◆代表レースに影響も 東京五輪出場権は各国で6月29日時点の世界ランク15位以内なら4人まで獲得。日本勢は現在、5位畑岡、11位渋野、15位鈴木の3人が圏内。しかし、16位以下なら各国2番手までで、仮に渋野、鈴木が16位以下になると2人で残り1枠の争いになる。今後、大会中止が増え、試合数が減れば、思うようにポイントが獲得できず、畑岡ら米ツアー選手らとの差も開きかねない。4番手の59位稲見萌寧ら圏外から追い上げたい選手はより厳しい状況になる。