世界ランク4位の米女子ツアーメンバー畑岡奈紗(21=フリー)が26日、中止になったフジサンケイレディースの特別番組にリモート出演し、近況を語った。

茨城県の実家から出演。米女子ツアーは2月20~23日のホンダLPGAタイランドから9戦連続で中止・延期が決まっており、最短で6月19~21日のウォルマートNWアーカンソー選手権から再開予定で「本来のオフより長いオフになっているので、オフと同じぐらいのトレーニングをしています」。実家ではテラ、アポロの2匹の犬に癒やされているという。

すでに3勝した米女子ツアーでは当初、日本であった飛距離のアドバンテージが通用しないことに戸惑ったが「アイアンショットの高さを出すようにして、グリーンを上から攻めること」に取り組み、結果を出せるようになった。

また多くの選手は疲労を考慮し、大会期間中のトレーニングを避ける傾向にあるが、大会中も「週2回ペース」を昨年5月ごろから行っている。「私の場合、下半身にある程度筋肉痛がある方がいい結果につながる。確かに疲れますが、3カ月先などを考えた時に」と、シーズンの長さを考えた方法のようで、そのあたりが強さの秘密といえそうだ。

来年に延期された東京オリンピックについては「もし出られるなら、頂点を目指します」と金メダルへの意欲を口にした。