20年国内女子ツアー開幕戦で、渡辺彩香(26=大東建託)が5年ぶりとなる涙の復活優勝を飾った。通算4勝目。

4打差4位から出て68をマークして通算11アンダー、277。昨季賞金女王鈴木愛(26)とプレーオフ(PO)に入り、1ホール目のバーディーで勝負を決めた。

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23年ぶりの最終日順延で、大会関係者はさまざまな対応に追われた。ベテランの不動裕理はキャディーを務める会社社長の夫が、月曜日の通常勤務のため、コースキャディーと交代。日曜まで主催者のアース製薬社員が受け持ったコース内順位表の担当もゴルフ場スタッフに代わった。全関係者が付ける検温ワッペンは日ごとに色分けされていたが月曜日分の用意がなく、前日までの余剰分が全員に配られた。