50歳以上のシニアに72人、68歳以上のスーパーシニアに40人が参加し、今季のシニアツアー初戦が幕を開けた。今年国内で行われるプロゴルフの試合では初となる、有観客で開催され、午前8時30分の競技開始時点から100人を超えるギャラリーが駆けつけた。

シニアツアーを統括する日本プロゴルフ協会の倉本昌弘会長をはじめ、レギュラーツアー32勝の尾崎直道、同20勝の谷口徹、同16勝の伊沢利光らが出場した。観客にはマスク、フェースシールド、ビニール手袋が無料で提供されるなど、新型コロナウイルス感染予防対策が取られた。ギャラリーもソーシャルディスタンスを意識して観戦。その中で、倉本らがスタートを予定していた午前9時40分の直前に、緊急地震速報で、ギャラリーらのスマートフォンなどから、一斉に大音量の警報音が流れる場面も。ティーグラウンドにいた倉本らが、驚いた表情でキョロキョロと見回すなど、有観客ならではの一幕もあった。

試合は濃霧のため午後0時10分から中断しており、午後1時35分から再開を予定している。