黄金世代の飛ばし屋・原英莉花(21=日本通運)が今年ツアー4戦目でベストスコア66をマークした。

第1日は1オーバー、78位と出遅れ、この日は“裏街道”のインからスタート。6バーディー、ボギーなしで通算5アンダーまでスコアを伸ばした。

「今日は1度もアプローチしませんでした。全ホールでパーオン。本当に気持ちよくプレーできました」

基本的にフェードヒッターだが、ドライバーショットだけは「スイングの通りに出て行く」という感触が好きで、ドローにこだわる。ところが、最近はティーショットでフェードが出始め、悩んでいた。

折しも前週まで2戦連続予選落ち…。師匠の尾崎将司に「オマエはフェーダーだろ」と指摘され、今週はフェードに徹する覚悟で臨んだ。「弾道が“捕まったフェード”になっているので。明日もスコアでなく、1打1打に決め打ちして、集中したい。こすり球は絶対に打たないことです」。まだ頭の中に「ドローの文字はあります」と言いつつ、師匠の教えを忠実に実践する。