女子ゴルフの国内メジャー日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯が10日、岡山・JFE瀬戸内海GC(6640ヤード、パー72)で開幕する。今年4戦2勝のルーキー笹生優花(19=ICTSI)は8日、練習ラウンドで18ホールを回った後、オンライン会見と行った。

昨年11月の最終プロテストで4ラウンド回ったコースについて「昨年のことはあまり覚えていないんですが、フェアウエーが狭くなって、コースが長くなった。1番変わるのはティーショット。いかにフェアウエーをとらえていくかが大事と思う」と印象を語った。

日本では珍しいリンクスタイプのコース。アマチュア時代、リンクスでのプレー経験はオーストラリア、欧州で数回ある。「でも、リンクス育ちというわけじゃない。なかなか経験できないし、本番も含めてプレーをしながら、アジャストしていきたい」。この日はパー3を除く14ホールのほとんどでドライバーを握ったものの、風向き、強さで違う選択も考えていく。

プロ1年目で“女子プロ日本一決定戦”の国内メジャーに初出場する。だが、気持ちは他の試合と変わらない。「メジャーの印象はUSオープン(全米女子オープン)に1度出て、予選落ちしたことぐらいで。あっ、日本女子オープンも1度予選落ちしましたか」と苦笑いする。予選ラウンドは渡辺彩香、勝みなみとの同組となった。“女ウッズ”と呼ばれる新星はごく普通に、国内屈指のビッグトーナメントに突入する。