昨年、一昨年と2年連続賞金王の今平周吾(28)が、4アンダーで首位に立った。ショットがさえて5バーディー、1ボギーの66と、難コースを好スコアで回った。1打差3アンダーの2位に、米女子ツアーを主戦場とする河本結の弟で、アマチュアの河本力ら3人。2打差2アンダーの5位に、47歳のベテラン片山晋呉ら4人が追う混戦となっている。石川遼は3オーバーの63位と出遅れた。

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05、08年に次ぐ3度目の優勝へ、自称「ユーチューバー兼プロゴルファー」の片山が2打差と好位置につけた。15番で7メートルのパットを沈め、最終18番パー5で第3打を1メートルにつけるなど、ショット、パットがかみ合い「全部がよかった」と納得顔。新型コロナウイルスの影響で試合が減り、約半年前から始めたアマチュアに向けたレッスンのYouTubeチャンネルが好調。「今年ならでは。自分で台本を作って、自分の思い通りにできて楽しい」と、充実ぶりを語った。