女子ゴルフの14日付最新世界ランキングが発表され、全米女子オープンで4位となった渋野日向子(22=サントリー)が、13位へと順位を3つ上げた。1つ下げて16位となった古江彩佳を抜き、日本人2番手となった。来年の東京五輪出場権を得られる位置に、再び浮上した。日本人最上位は、同オープンで23位だった畑岡奈紗で、前週と変わらず7位だった。

前週までの渋野は、7位の畑岡、15位の古江に次ぐ16位だった。東京五輪には世界ランキングで「上位2人」もしくは「15位以内なら最大4人まで」が、各国の代表として五輪出場権を得る。どちらの枠でも、わずかに届いていない状況だった。全米女子オープンは最終日に逆転を許して優勝を逃したが、世界ランキングでは、同オープン予選落ちの古江を逆転した。

また同オープンに出場しなかった、昨年の国内女子ツアー賞金女王・鈴木愛は2つ順位を下げて21位となった。同オープンで13位となり、母親の母国フィリピンと両国籍を持つ笹生優花は、5つ順位を上げて45位に浮上。フィリピン人としては1番手、日本人としては5番手につけている。

1位の高真栄、2位の金世■(キム・セヨン)は変わらず、全米女子オープン6位で順位を2つ上げた朴仁妃が3位に入り、トップ3を韓国勢が独占した。同オープンで初出場初優勝を飾った金阿林(韓国)は、64ランクアップの30位となった。

※■は火ヘンに英