女子ゴルフの河本結(22=リコー)が25日、21年国内ツアー第4戦「アクサ・レディース」(3月26日~28日、宮崎UMKCC)の前日会見に出席し、19年の前回大会に続く連覇を誓った。

河本は先週の「Tポイント×ENEOSトーナメント」の大会中に急性へんとう炎を発症し、第1ラウンド後に棄権していた。数日間は満足に食事ができなかったが、現在は回復したといい「やっと今週の火曜日から固形物が食べられるようになりました。もう完全に回復していると思います」と力を込めた。第1ラウンドで同じ「黄金世代」の渋野日向子(22=サントリー)、東浩子(28=加賀電子)と同組でまわることには「久しぶりにシブコ(渋野)とまわるので、楽しみです」と話した。

19年に自身初優勝を果たした思い出の大会。20年はコロナ禍で中止となり、この日は今季初、19年シーズン以来となるプロアマ戦も行われた。「久しぶりに応援してくれているみなさんとお会いして、いろいろなお話ができて楽しかったです」と笑顔で振り返り、「小さな頃から夢としてきたことがこの大会でかなったので、すごく思い入れもあります。勝ちたい気持ちが心に出てきているので、それをうまくコントロールして、最後に爆発できるように3日間頑張りたい」と意気込んだ。

河本は今大会を一区切りとし、4月からは昨季から本格参戦している米ツアーでの戦いへと向かう。会見ではメジャー大会のANAインスピレーションなど3試合に出場後、いったん帰国することも明かした。コロナ禍の隔離処置等の行方次第では5月6日開幕の国内ツアー「ワールド・サロンパス・カップ」など数試合に出場する可能性もあるという。3月には通っていた日本体育大学を卒業して社会人としての第1歩も踏み出しており「今まで学生で甘える部分はあったんですけど、これからは人間としてもしっかりしないといけない」と意気込んだ。