日本ゴルフ界のレジェンドで、男子ツアーを主管する日本ゴルフツアー機構の会長でもある青木功(78)と、松山英樹のマスターズ優勝をサポートした早藤将太キャディーには浅からぬ縁があった。

実は早藤氏は青木功ジュニアクラブの出身の“青木門下生”。青木は、松山のマスターズ優勝をテレビで見届けると、すぐに早藤氏に祝福メッセージを送ったという。青木ジュニアクラブでは「礼儀が一番大事」と教えており、青木は「彼は子どもの頃から礼儀正しかった」と振り返る。今回の最終日18番ホールで早藤氏がコースにおじぎした姿が話題になったことを受けて、「いつでも感謝の気持ちを忘れない。本当にいい話だ」と目を細めた。

今年1月、帰国していた早藤氏が「(新型コロナによる)自粛生活は大変です」とこぼすと、青木は「頑張るしかない!」と励まし、米ツアーへ送り出したという。