ミレニアム世代の古江彩佳(20=富士通)がボギーなしの5アンダー、67で首位発進した。

古江は「ノーボギーは今年に入って初めてと思う。ボギーのストレスはないのは、本当にうれしいです」。5バーディーを奪取。最も長かったパーパットは前半9番の2メートルと、ほぼ危なげなく18ホールを回った。

ツアー本格参戦1年目だった昨年に3勝とブレークし、名実ともに世代のエースの地位を固めた。20-21年シーズンの賞金ランクは約9641万円を稼いで2位。だが、今年はボギーが目立ち、前週の21年第6戦で8位と、初のトップ10を記録した。「ショットが曲がって、グリーンを外すときもダメな方に外していた。オーバースイングになったり、コックの使い方がおかしかったり、徐々に状態が悪化していたんですかね。流れも悪かったです」。

レベルの高いところで、ようやく復調気配が漂う。「まだ安心感は全然なくて、チャンスについた時にパットが入ってくれた感じ」と言葉は慎重ながら、表情は明るかった。