男子ゴルフの今年初戦は首位スタートの金谷拓実(22=フリー)が通算11アンダー、202で自身3度目の優勝を飾った。3位だった賞金ランキングでもトップに躍り出た。
今大会は第2日に出場選手に新型コロナウイルス陽性者が出たため第3日が中止に。決勝ラウンドは当初の4日間72ホール競技から3日間54ホール競技へ短縮して実施した。金谷の優勝会見での主な一問一答は以下の通り。
-今の心境
金谷 開幕戦から優勝を目指してプレーしていたので、こうして結果に結びついてうれしいです。
-中止となった17日はどう過ごしていた
金谷 午前中は少し打ちっぱなしで練習したりして、午後からはリラックスして今日に向けて調整していました。
-いい気持ちで迎えられた?
金谷 そうですね。リラックスする時間もあったし、しっかり準備する時間もあったので、良い状態で入れたのかなと思います。
-年下の中島選手との争いになった
金谷 相変わらず、すごく良いプレーをしていて、最終ホールも打つ前からこれ入るだろうなと感じていたので。素晴らしい選手で、これからたくさん名前も出てくると思います。自分ももっと頑張っていいプレーをしていきたい。
-中島選手は金谷選手にはパットが勝てないと話していた
金谷 うれしいですけど、中島君も本当にいいプレーをするし、飛距離も出る。自分もこれからもっともっと頑張っていきたいと思います。
-コースは風が強かった
金谷 3日間で一番風が強く吹いて、難しいコンディションでした。(中止となり)調整する時間があって、いろいろゲームプランを立てて入れたので、最後までいい感じでできたと思います。
-今日のプレーを振り返って
金谷 前半はすごく良いプレーができていたが、後半はなかなか良いプレーができずにピンチが多かった。終盤は良いパーをとることができたので、そういうのが優勝に結びついたと思います。
-10番と11番の連続ボギーについて
金谷 10番は風がアゲンストで難しいホールだったので仕方ない部分もあると思いますが、11番は自分のミスでボギーになってしまった。ああいうところはもうちょっと改善していかないといけないなと思います。
-その後の12番でバーディーを取り返した
金谷 パターは入ってくれましたが、アプローチがあまり寄らなかった。ああいうところでストレスがかからないぐらい寄せないといけないなと思いました。
-初戦から幸先よく優勝でき、はずみがついた
金谷 どうなるか分からない状態で、こうして結果が出てうれしい。試合は続くので、どの試合でも優勝を目指して、五輪にも選ばれたいので、そのためにもたくさん優勝したい。
◆男子ゴルフの東京五輪出場枠 国際ゴルフ連盟(IGF)が発表する21年6月21日時点の世界ランキングを基にした五輪ゴルフランキングで決定する。基本的には各国のランキング上位2人までを選出。五輪ゴルフランキングの上位15位までに入れば最大4人まで出場可能となる。現在、日本人トップは14位の松山英樹で、次いで83位に今平周吾、そして118位に金谷と続く。ランキングに反映されるポイント配分は国内よりも海外ツアーの方が多い。