国内女子ゴルフツアーの21年第12戦中京テレビ・ブリヂストンレディース開幕前日の20日、19年の前回大会優勝者・勝みなみ(22=明治安田生命)が開催コースの愛知・中京GC石野Cで会見。プロ野球セリーグ首位を快走する“阪神愛”を語った。

好調阪神の話題を振られて、テンションが急に上がった。アマチュア優勝した14年KKT杯バンテリンレディースで「六甲おろし」を歌いながらプレーし、阪神ファンであることが注目を集めたが、コロナ禍の昨年にインターネットテレビ「DAZN」に加入して“再燃”した。今季は「土日は無理ですけど、火曜から金曜は(阪神戦を)毎日のように見てますよ」と明かした。

同学年の怪物ルーキー・佐藤輝明に話が及ぶと「す~っごいですね。新人なのに全然そんな感じがない。三振もあるけど、打つじゃないですか。私は“佐藤”じゃなく“輝明”と呼んでますから」と目を輝かせた。同じ猛虎党のキャディーと情報交換している。「今年はチーム全体の雰囲気もいい感じでしょ? 佐藤選手だけじゃなく、新人の中野選手もすごいし」と、質問されなくても選手の名前が飛び出し「だって普通にやれば、優勝でしょう」と、それが既定路線であるかのように話した。

14年の頃より、ファン度合いがグレードアップしたようだ。記者から「阪神優勝に負けず、勝選手も優勝?」と荒っぽく振られて「いいですね~。私が優勝して、阪神にいい流れを持っていけたら」。21年は出場11戦でトップ10がないが、V字回復へ意欲を見せた。20-21年シーズンのイーグル数は現在、部門別1位の9個。佐藤の本塁打数10本にあと1個で並ぶ。「そうなればいいですね」とまんざらでもなさそうだった。