国内男子ゴルフツアーの21年第7戦~全英への道~ミズノオープンが27日、岡山・JFE瀬戸内海GC(7349ヤード、パー72)で開幕する。石川遼(29=CASIO)は26日、プロアマ戦に出場。今大会は、上位2人(有資格者を除く)に与えられる全英オープン(7月15~18日、英国・ロイヤル&セントジョージズGC)出場権を狙う戦いだ。

最後の全英は14年大会。出場への意欲を問われて「もちろんあります。でも、資格が上位2人までなんで、今は意識していません」と言葉を選んだ上で「世界の舞台に、今の自分のゲームを引っさげて行ってみたい」と話した。

調子は上がってきた。「JPC(日本プレーヤーズ選手権)もダイヤモンドカップもすごく学べるものがあった」。前々週の日本プレーヤーズ選手権7位。24日の全米オープン日本地区予選は36ホールを戦い、1位通過で本戦(6月17-20日)出場を決めた。慢性的な腰痛をトレーニングで克服し、昨年から着手したスイング改造も徐々に実を結びつつある。「今までのプロ生活の中で、一番いい状態でやれていると思う」。全米に続く全英切符は射程圏内だ。【加藤裕一】