女子ゴルフの渋野日向子(22=サントリー)が、米ジョージア州で行われた、メジャーの全米女子プロ選手権最終日後の日本時間28日、インスタグラムを更新した。

同大会で逆転での東京五輪代表入りには、単独5位以上が必要だったが40位に終わり、可能性は消滅。第3日には日本人の帯同キャディーが新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示し、急きょ初対面となる地元のユスフ・ワジールディン氏が、決勝ラウンド2日間で代役を務めていた。

投稿された5枚の写真の中には、渋野のショットに、同氏が両手を広げて大喜びするものも含まれ、渋野は「ユスフありがとう」と、つづった。

最終ラウンドのホールアウト後も、渋野は同氏に対し「本当に、いなかったら死んでたぐらい助けられました。今日もメチャクチャ盛り上げてくれましたし。やっぱり昨日(第3ラウンド)は初めましてだったので、なかなかやりづらいというか、話しづらい感じはあったんですけど。今日はコミュニケーションを、しゃべれないけど、なんとか取ることもできましたし、すごい盛り上げてくれたし、メチャクチャ楽しかったです」と感謝していた。

英語を話せない渋野を、日本語が話せないワジールディン氏は、渋野と同様に満面の笑みを随所に見せ、ジェスチャーを交えて盛り上げていた。

投稿された他の写真は、マネジャーや日本人キャディーらと写ったものなどだった。写真とともに「今この瞬間を一生懸命生きていくこと。必死に戦うこと。楽しむこと。笑うこと。1人じゃないこと。特に最後に1週間、いろんなことを感じれた気がします」などとつづり、ファンやマネジャー、トレーナー、キャディーらに感謝した。その流れで、最後に「ユスフありがとう」と、つづっていた。