18、19年賞金王の今平周吾(28=フリー)が6バーディー、1ボギーの66で回り、通算8アンダー、134でホールアウト時点で首位に立っている。

インからの序盤の11番では残り130ヤードからピッチングで打った第2打がカップ縁に当たる好ショットとなり、初バーディー。その後もリズム良くバーディーを重ねてスコアを伸ばした。ラウンド後は「だいぶ良い感じです。アイアンはほぼ完璧でした」と手応えを口にした。

2年前に2季連続の賞金王を手にしたが、20年は勝利がなく、優勝は19年11月のダンロップ・フェニックスまでさかのぼる。復調のきっかけは飛距離や安定感向上を狙って始めた筋力トレーニングを「やめた」ことだった。昨オフに体を引き締めながら体重を2キロ増やしたが「思っていたよりも強く振ってしまうことが多くて、飛びすぎてしまっていた」と逆に距離感が合わなくなり、調整に苦しんだ。スイングに迷いが生じる中で考え、至った結論が、あまり鍛えすぎず「ほどよく」体を動かすこと。それ以降は感覚も戻り、ピンを攻めるショット精度も高まった。「むしろ飛ぶようになったし、疲れもなくなった。(調整は)なかなか難しいですね」。

その間に星野陸也、金谷拓実らと争った東京五輪代表入りも逃した。それでも「気持ちの切り替えは早い方なので」と引きずる様子はない。今大会はまだとったことのない国内メジャーのタイトル。まずは1勝をつかみ、完全復活への弾みとする。【松尾幸之介】