韓国出身のキム・ソンヒョン(WEBCASH=22)が接戦を制して通算13アンダー、271でツアー初勝利をあげた。大会優勝経験のあるベテランらとの戦いにも臆することなく、落ち着いたプレーで国内メジャーを制覇。今年初戦を制した金谷拓実や女子の渋野日向子らと同学年の新星は、将来の米ツアー参戦も目標に掲げた。1打差の2位には前日首位の池田勇太と稲森佑貴が入った。

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終盤まで6人が絡んだ大混戦を制したのは、韓国の新星のキムだった。この日は最終組で国内メジャー優勝経験のある池田、稲森とのラウンド。スコアで競っていた2人のプレーを見ながら戦略を変えて戦い、68と3つ伸ばして逃げ切り。「これが終わったらいったん韓国に戻る予定だったので、最後に勝ててうれしい」と笑顔をみせた。今後は米下部ツアーのQT(ツアー予選会)へむけて調整していくという。

<キム・ソンヒョンの優勝クラブ>

▼1W=タイトリスト TSi3(シャフト=藤倉コンポジットVENTUS BK 6X、ロフト8度、長さ45インチ)▼フェアウエーウッド=タイトリスト TSi2(15度)▼3番ユーティリティーアイアン=タイトリスト U・500▼4I~PW=テーラーメイド P7TW▼ウエッジ=タイトリスト ボーケイ SM8(52、56、60度)▼パター=スコッティキャメロン スペシャルセレクト ニューポート▼ボール=タイトリスト プロV1