ミレニアム世代でツアー初優勝を目指す吉田優利(21=エプソン)がツアー自己ベストの7アンダー、65をマーク。午前組終了時点で1位タイにつけた。

ボギーなしで量産した7バーディーのうち4個は4メートル以上の距離を沈めたものだ。「シーズンを通じてパットの調子がいい。今日はショットが比較的安定していて、チャンスを多く作れました」。前週までの平均パット数1・7694が部門別ランク2位という力を発揮した。

21年はツアー出場21戦で予選落ちが3度だけ。安定感あるプレーで、20-21年シーズン賞金ランク33位と初のシードは確定的だ。一方で同世代の古江、西村が手にしたツアー優勝はまだだ。「パーオン率がカギと思っています。そこを上げて、遠くてもバーディーパットを打つ回数を増やすことに意味がある」。64・8339%で、部門別ランク63位の“ショット力”の充実を重視する。

19年プロテスト合格組で、昨年はコロナ禍で試合数が減少したため、今年が初のシーズンフル参戦。連戦、しかも夏場に入り、体調管理が大事になる。毎朝の体重、体脂肪率チェックを欠かさない。「大変でもしっかり3食とるように。プロテインとかサプリメントでカバーもしています」。今度こそ好発進を最高の結果につなげたい。