東京オリンピック(五輪)代表の稲見萌寧(都築電気)が22歳の誕生日に3アンダー、69をマークし、首位と4打差20位でスタートした。

午後組でインからスタートし、7番で6メートルを沈めて初バーディー。8番グリーンで雷雲接近による中断があったが、再開直後に2メートルを、10番でも2・5メートルを沈めた。一方で何度もチャンスを決めきれず、ショットの良さほどスコアを伸ばせなかった。

「後半はグリーンにスパイク跡も多くなってきて、ラインのイメージがうまく出なかった」。第2日は午前組で「グリーンがきれいな状態で回れるので、スコアを出したいですね」と話した。

大ブレークした21歳から、22歳へ。「誕生日という感覚があまりなくて。でも、ホステスプロで迎える大会の初日でもあるし、いろんな運命も感じます」。スポンサー契約を結ぶ楽天の冠大会だ。また五輪のゴルフ競技もこの日、男子が開幕し、女子は8月4日にスタートする。モチベーションは自然と上がる。五輪本番へ。持ち前のショットの調子は確実に上向きだ。酷暑の季節。「ちょっと曇ってほしいです」と願う晴れ舞台を前に、20-21年シーズンの7勝目に挑む。