首位から出た98年度生まれの「黄金世代」の勝みなみ(23=明治安田生命)が6バーディー、1ボギーの66と伸ばし、通算14アンダー、270で5月のリゾートトラスト・レディース以来となる約4カ月ぶりの自身通算6勝目を挙げた。

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勝みなみは常に考えている。頭の中にあるのは「未来予想図」だ。「私は頭の中に予定表があるんです。いつプロになって、いつ米国に行って、いつ結婚するとか」。今年の開幕前のインタビューで打ち明けた。

これまで人生のいろいろな選択を自分でしっかり考えて判断してきた。中学時代にジュニアで好成績を挙げ、全国のゴルフ強豪高からスカウトされたが、あえて地元の高校を選択。高1の15歳で史上最年少でプロツアーに優勝したときも「自分がプロで活躍する姿を想像できない」とプロ転向を見送った。

中学以降はコーチをつけず、将来を見据え体作りやゴルフの技術を磨いてきた。昨年オフから取り組む体力アップも、近い将来の米ツアー参戦を見据えてのものだった。「結婚する予定の年齢はそろそろなんですけど、今はまだゴルフに集中ですね」。未来予想図が多少ずれても、勝のゴルフ人生が充実している。【桝田朗】

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