40位から出た笹生優花(20=ICTSI)は、2バーディー、3ボギーの73と1つ落として回り、通算3アンダー、285で48位に終わった。3番パー4でボギーが先行。直後の4番パー4で、第2打を40センチにつけて取り返し、8番パー3でもバーディーを奪った。1つ伸ばして折り返したが、後半はバーディーがなく、2つボギーを重ねて今季最終戦を終えた。

ホールアウト後は「スコアはあまり伸ばせなかったですが、すごくいいラウンドができたんじゃないかなと思います。本当に楽しく1週間を終えましたし、いろいろ勉強になったので、いい経験になりました」と、スコア以上に充実感があったことを強調した。

今季は途中まで日本ツアーに出場していたが、6月にメジャーの全米女子オープンを制し、米ツアーへの出場権を得た。メジャー制覇後は優勝こそなかったが、米ツアーでも予選落ちがなく、何度となく上位に進出。そんな激動の1年を振り返り「去年の今ごろは、こうやってLPGA(米女子ツアー)でやって、この試合にも出られるとは思っていなかったので、本当にありがたい1年だと思いますし、いろいろと勉強になったので、これからが楽しみです」と、笑顔を見せていた。