単独2位から出た古江彩佳は3位タイに順位を下げ、賞金女王には約845万円及ばなかった。

ともに73だった第2、3ラウンドに続き3バーディー、3ボギーの72と伸ばせず、通算6アンダー、282。稲見が9位に終わり、結果的に優勝していれば、逆転賞金女王だった。だが優勝した三ケ島に、スタート時点の3打差から5打差に広げられた。ラウンドの途中で稲見の順位は確認しなかったといい「(賞金女王を)取るなら優勝しかないと思っていた。悔いはない」と語った。

それでも大会ごとに賞金額に差がある賞金女王争いとは違い、総合的に活躍を評価するメルセデス・ランキングで1位となり、念願だった複数年(3年)シードを得た。29日には日本を出発し、12月2日からは渋野日向子とともに、来季の米ツアー出場権をかけた予選会に出場する。思う存分米ツアーに挑戦できる複数年シードを得て「また違う舞台なので気持ちを切り替えたい」と、気持ちを新たにしていた。