5位から出た松山英樹(29=LEXUS)は7バーディー、ノーボギーの63で回り、通算16アンダー、194で首位と2打差の単独2位に浮上した。

前半は序盤の2番パー4で第2打をピン手前3メートルにつけバーディーを取ると、7番パー3で2つ目のバーディー。9番パー5では、第2打をピン右手前13メートルに2オンし3個目のバーディーを取り32で折り返した。

後半も安定したゴルフで12番パー4、13番パー4と連続バーディーを取り単独2位の14アンダーまで伸ばした。14番は第2打が左バンカーにつかまり、4メートルの下りのパーパットを残すピンチも、これを決めてパーセーブ。すると続く15番パー4では、4メートルの下りのバーディーパットを決めて15アンダーとなり、一時的に首位のラッセル・ヘンリー(米国)と並んだ。最終18番も4メートルのバーディーパットを沈め、ギャラリーの大歓声を受けプレーを終えた。首位ヘンリーがその後2つ伸ばして18アンダーとし、2打差の単独2位となった。

7つ伸ばした松山は「昨日までとあまり変わらない。昨日終わった後の練習では状態が上がりそうだったが、今朝の練習ですごく悪かったので」と複雑な表情。それでもティーショットでフェアウエーを外したのはわずか2回。パッティングをパット数24と好調に見えたが「12、13、14番はラインが読めていたが、あとはミスパットが入った感じで不思議な感覚」と不満顔だった。

会場のワイアラエCCは苦手なコースで、これまでトップ10に入ったこともなかったが、今回は終了時点で首位と1打差の単独2位。「このコースでこんなにいい位置で回れるとは思っていなかった。楽しみな位置で回れて良かった」と話していた。