今季の国内男子ツアー開幕戦で、20年10月にプロ転向した桂川有人(23=国際スポーツ振興協会)が日本勢最上位の2位に入った。優勝したサドム・ケーオカンジャナ(タイ)には3打及ばなかったが、4位から出て3バーディー、ボギーなしの68と3つ伸ばして回り、通算10アンダー、274。上位4人に与えられる全英オープン(7月14日開幕)出場権を獲得。メジャー初出場を決め「幸せです。こんなに早くメジャーに出場できると思っていなかった」と、喜んだ。

全英オープンは今年、150回目の記念大会で“聖地”英セントアンドルーズ・オールドコースで行われる。「ゴルファーは1度は行きたい場所。自分のゴルフ人生の中でも思い出になる。予選を通過して少しでも上位に行きたい」と思いをはせた。新型コロナウイルスの影響で多くの日本人選手が出場できず、今大会は国内ツアーの賞金加算対象外。だがそれ以上に価値ある権利を手にした形だ。