「ゴルフのまち」を掲げる兵庫・三木市の三木GCで9日までの3日間、同市にキャンパスのある関西国際大の学生を対象に「ゴルフ授業」が開かれた。普及、振興を目的に昨年から始まった試みだ。

生徒は未経験者やコースデビュー前の学生10人で、日本高校・中学ゴルフ連盟理事の鈴木規夫プロらが基本的なラウンドレッスンを行い、マナー、エチケットなども講義。多くのスポーツに通じる4スタンス理論のマスター級トレーナー並河恭子プロが、体のケアの大事さを教えた。学生は一般教養過程・生涯スポーツとして受講し、リポートを提出する。

鈴木プロは「今回の生徒はもうすぐ社会に飛び出す世代。知識、技術だけでなく、マナーやエチケットは社会の一般常識につながるものなので、その大事さを伝えました」と話した。

三木市には25ものゴルフ場があり、その数は西日本一。そこで“ゴルフのまち”として「金物」「山田錦」と並ぶ3大産業に設定。昨年には春の全国中学・高校大会を誘致し、今年も同大会が3月23日から3日間、同市内のオリムピックGC(高校男子)チェリーヒルズGC(同女子)三木GC(中学男子)で開催する。地域ぐるみでゴルフの普及に取り組んでいる。