国内女子ゴルフツアー開幕戦ダイキン・オーキッド・レディースの練習ラウンドが1日、沖縄・琉球GC(6590ヤード、パー72)で始まった。昨年大会優勝者で昨季賞金ランク3位の小祝さくら(23=ニトリ)は練習ラウンド後、会見に出席。昨年限りで、プロ転向前から師事した辻村明志コーチ(46)の元を離れたことを明かした。

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小祝は「辻村プロに習っていなければ、プロテストに受かっていなかったと思うし、昨季(5勝した)自分もなかったと思う」としながら、離れた理由の1つにスイングに関する悩みを挙げた。

「ドライバーもアイアンも右にも左のも行っていた」という昨季は、必要以上のフェースローテーションをしてしまうジュニア時代からの悪癖が出ていた。「オフはそれをしないように練習してきた。今は70%ぐらいです」と話した。

今後は独力で、と言えばそうではない。「ジュニアの頃からずっと誰かに教わってきたので」と言い、ユーチューブを中心に新コーチを物色中。現在は兵庫・芦屋市在住のティーチングプロ・吉田直樹氏に「お試し」でお願いしているとか。

コーチは変わっても、のんびりしたしゃべり方、ソフトな雰囲気は相変わらずだ。開幕に向けた感想を聞かれると「リコー(21年最終戦)が終わって、ここまで一瞬で“もう開幕か”って感じです。まだオフでいたいですね」とニッコリ。1年前の優勝時は、年頃の女性らしく自分へのご褒美に「電気バリブラシを買います」と明かした。大会2連覇を達成したら、と問われて「最近キャリーケースや、欲しい新作のバッグがあったんですが、ブランドものなら何十万円もするし…。だから買うのはやめました」。今季の目標を「前半戦で1勝、年間で複数回優勝」とし、マイペースで戦っていく。