ツアー1勝の金田久美子(32=スタンレー電気)が6バーディー、1ボギーの67をマーク、通算5アンダーで首位と5打差11位に浮上した。

【写真特集】金田久美子、阿部未悠、安田祐香ら/女子プロ第2日>>

開幕戦ダイキン・オーキッドレディースに予選落ちした後、父弘吉さん(78)に電話した。「パターが入らない」と愚痴をこぼすと「入らないと言うな、考え過ぎるな」と諭された。「今週(入らないと)言葉に出さないように我慢したことが良かったのかもしれません」と好スコアを振り返った。

弘吉さんは19年まで当たり前のようにコースで自分について歩き、応援してくれた。しかし、昨季、コロナ禍による無観客開催が続いたことや、高齢による体力の衰えもあり、最近はコースに来られず、先週、今週も自宅にいる。

元祖天才少女も32歳になった。17年を最後にシードが取れず、今季のツアー出場優先順位はQT87位。今大会も主催者推薦による出場だ。「パパにもう1勝を」との思いを胸に秘める金田は「明日はベスト10入りを目標に頑張ります」。少ないツアー出場、全力を尽くす。