松山英樹(30=LEXUS)が5バーディー、5ボギーの72で回り、通算2オーバー、290で終えて、大会史上4人目の連覇はならなかった。競技終了時点で14位につけている。

前半は出入りが激しいゴルフが続いた。首位と11打差の14位から出たが、2番パー5、3番パー4とボギーが先行。4番パー3でバウンスバックに成功。5番パー4も連続バーディーとした。

前半は3バーディー、4ボギーで1つスコアを落として後半に突入。12番パー3で約6メートルを沈めてバーディーとするも、13番パー5は3パットでボギー。15番パー5でバーディーを取り、スタート時と同じ2オーバーに戻した。

最終18番ホールでグリーンに向かう際、大勢のパトロンから大歓声で迎えられると帽子を取って応えた。

松山はこの日のプレーについて「6、7アンダー目指して頑張っていたんですけど、最初の方からパターがなかなか入れることができなかったので、苦しかったですね」と振り返った。

3月上旬に首から肩甲骨周辺の痛みを発症。休養と調整を経て、前週大会のテキサス・オープンは第2ラウンドで途中棄権した。万全とは言えない状態で臨んだマスターズ。4日間を振り返り「なかなかいいプレーできなかったが、悪くてもこの位置で回れていることはすごく良かったなと思う」と手応えを口にした。